COLUMN

女性特有の不調の悩みに応えるコラム

「なんとなく不調」にもう悩まない★更年期をラクに過ごすセルフケア法

その不調、年齢のせいや小さい頃からだから。と片付けていませんか?

「なんとなく不調」にもう悩まない。更年期をラクに過ごすセルフケアの知恵

最近、「なんとなく不調」を感じる日が増えていませんか?
眠りが浅くなったり、急に汗をかいたり、理由もなく気分が沈んだり…。
「歳のせいかな」とつい流してしまいがちなこれらの症状、実は更年期による体の変化かもしれません。

更年期は、閉経をはさんだ10年前後の時期に訪れる“体の転換期”。
誰にでも起こる自然な変化ですが、我慢するものではなく、しっかりケアしていくことで、日々をぐっとラクに過ごせるようになります。

 


更年期のからだの中で起きていること

更年期に起こる心身の変化の主な原因は、「エストロゲン」という女性ホルモンの分泌量の急激な減少です。
このエストロゲンは、脳や自律神経にも影響を与えるため、そのバランスが崩れることで体温調節がうまくいかず、ホットフラッシュ(ほてりや発汗)、動悸、不眠などが起こりやすくなります。

また、気分の浮き沈みやイライラ感も、自律神経が乱れることで引き起こされることが多く、「性格の問題」では決してありません。


日々の生活でできること

更年期を穏やかに乗り越えるためには、特別なことよりも「日々の小さなケア」の積み重ねが大切です。

  • 食事:大豆製品に含まれるイソフラボンは、エストロゲンに似た働きをすることで知られています。さらに、骨の健康を支えるカルシウムやビタミンDの摂取も意識しましょう。

  • 睡眠・運動:寝る前のストレッチや深い呼吸で副交感神経を優位に。短い昼寝や、無理のないウォーキングも効果的です。

  • ストレスケア:無理にポジティブになろうとせず、誰かに話すだけでも心が軽くなります。好きな音楽や読書、趣味に没頭する時間も大切です。


更年期は“第二の思春期”? 自分をいたわる時期に

思春期にホルモンの変化を経験したように、更年期もまた“第二の思春期”。
体も心も揺らぎやすい時期だからこそ、これまでの「がんばりすぎ」を少しずつ手放し、「自分をいたわる」時間を意識的に取ってみてください。

更年期をどう過ごすかは、これからの人生をどう生きるかにもつながります。
“我慢”から“選択”へ。人生の後半を、もっと自由に、自分らしく過ごす準備を始めませんか?

不調は体を守るための信号です。その信号を大切にすれば必ず長くお体と良い関係で過ごせます★

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